2012年3月18日日曜日

ガイ・リッチー版観るなら 先にBBC版を

シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム
愉しかったの!愉しかったのっ!!愉しかったの〜っっっ!!!
前作もなかなか愉しかったけど
今作がこんなに興奮!して愉しかったのは 
作品がグレード・アップしたとゆーより
BBCの現代シャーロック版との比較対象をついしちゃって
2倍愉しかったのよ〜ぉ
アッチの大家さんとは 祖母と孫で仲良しだけど
コッチの大家さんとは 上手くいってないのねぇ とか
だからまだ 劇場に足を運んでいない方は
先にBBC版を観てっ
取り敢えず 1話目のA Study In Pink $4.99 HD $6.99だけでも観て
大丈夫! 英語がチチンプイプイでも
ググれば
シャーロキアンとか ベネディクティアン?とかがウヂャウヂャ
懇切丁寧に解説してくださっているから
本編観て 解説に目を通せば問題なしよ
ただし 穴がポコポコ開いているから
例えば 1話目のA Study In Pinkなら携帯電話のコトは突っ込んぢゃダメ
すぱなちゅ の様に 大らかな気持ちでね
DVD/Blu-rayのオマケ パイロット版A Study In Pinkをご覧になれば更に面白いので
Sherlock: Season One [Blu-ray] (2010)
パイロット版はガイ・リッチー臭くないのだけれど
本編は音楽からしてチェンバロが入って
いつからシャーロックのテーマ曲はチェンバロ必須になったのよっ
と ツッコンぢゃいましたわよ わたくし
そう ガイ・リッチー版とBBC版はお互いが影響し合っていて
時系列的に並べてご覧になると とっても面白いの
特にジュード・ローは 前作ママンでビックリ!したけど
今作この息子にして この母あり な肝っ玉おっかさんになっていて
格好良かったつーか 惚れ直したつーか
BBC版のわたくしの愉しみは
ホームズ兄弟のノーブルさが一つあって
前作のガイ・リッチー版には そのノーブルさがあったかどうか記憶にないのだけれど
今回はワトスン君が一手に引き受けているの
スーツの着方とか 姿勢とか
うぁ〜 ジュード・ローってやっぱ英国人!って認識しちゃったぁ
BBC版のジョンが悲しむ時 かわいそーと同情を惹いてしまうのだけれど
ガイ・リッチー版のワトスン君の静かな決然とした悲しみは 誰の同情も寄せ付けないのよ
コレはジョン役のマーティンができないのではなくて
ホームズ兄弟がノーブルだから ジョンは違う方向で とゆーバランスの問題
ロバート・ダウニーJrはどうやっても米国人なので
ジュード・ローが面目躍如たる英国紳士をやってみせたってコト

このおっかさんに一生っ頭が上がらん息子は とっとと帰ってきちゃって もうっ(笑)
この先は 映画観てから また戻って来てね
(笑)の意味がわかるから
ご覧になってない方は 下記のトーク番組を見ると
一作目のホームズとワトスン君の関係が判る
The Graham Norton Show S10E08 Jude Law, Robert Downey Jr., Alesha
Dixon, Rebecca Ferguson

出番は17分15秒から
リクエストによる埋め込み無効 なので跳んで行ってね
シャイなジェンセンとジャレッドみたいでしょ
質問は殆どジュード・ローが答えちゃって
ママンなワトスン君になるワケだわよ

観て来た?
OK?

前作ではママンの再婚(再婚ぢゃないけど)に乗り気ぢゃなくて
三人の会食をダメにしちゃったホームズだけど
(あ ついでだからここに記すけど
このシーン
ジュード・ローとロバート・ダウニーJrはママンと拗ねてる息子の演技なのに
メアリー役だけが違う演技をしていて浮いていた つか 違和感があったのに対して
今回は コブ付きで結婚しちゃったと観念しているメアリーさん でしたわ)
直前になっても性懲りもなく結婚を阻止しようと食い下がって 素っ気なくあしらわれている
もうホームズが何をしようと おっかさん動じないのよ 
下宿人でもないのに 大家さんはホームズの苦情をいうし
もうね ワンコもホームズも同列なのよ
どっちも うちのコ
だからお小言を黙って拝聴しても たいして咎めず
心配するのは
「痩せたな」とか(困ったコトに 直前に画面に映ったロバート・ダウニーJrのお腹が妊娠4ヶ月でちっとも説特力がないのぉ)
息子の身体のコトばっかりなの
態度が変わったのは
預けようと連れて来た愛犬をまたもや実験台にされた時
毎回 ホームズがワンコを実験にするのは
愛されている弟に意地悪する兄 に見えてきたわ うん
だって
愛されている弟 つまりワンコはママンが結婚しても一緒に生活できるのにぃ
僕 つまりホームズは一緒に暮らせない…ぃ くすん
って 感じ
 
前半は バチェラ-・パーティーからハネムーンまで尽く台無しになされて 
こんなコに育てた覚えはないっっって怒り狂うおっかさん
だって実兄は この弟にしてこの兄あり な
似た者同士のホームズ兄弟なんだもの
マイクロフト兄ーちゃん 弟がナニかしでかすのをウキウキして待ち構えてる〜ぅ 
楽しそうだなぁ兄ーちゃん
弟を「シャーリー」って呼ぶし
「シャーリー」「シャーリー」って
嫌がっているのを承知で呼んでいるのよぉ
ワトスン君も なんにもいえない
いったら マイクロフト兄ーちゃんを喜ばせるだけだからぁ
頭イタイよね〜

後半は 使命感に燃えるホームズに随行する 戦闘時に冷静なおっかさんだけど
でも息子は 平和とか外交とか
ましてや 同行者の兄(おフランス人のジプシーさん)のコトなんか二の次で
只管M教授を追い詰めたのは 先にママンを盾に脅かされたから
ママンに危害がを及ぼさない様に 
苦手なポニーに股がっても何としても奮闘する映画なのよ 
だから元気になり次第 すぐにママンの顔見に戻って来ちゃって正解
小説だと 3年くらい潜伏するンだっけ?
で 変装して再会したら ワトスン君失神しちゃった…になるンだっけ?
コッチのおっかさんは殴り倒しそうだなぁ
床に尻餅ついて 頬を押さえて「なんで?」なホームズが目に浮かぶ
次回作の冒頭が コレで始まったら愉快しいぞ
いや
BBCのジョンも殴り倒しそうね
Rush Relents Rock - BBC One


よくわからないのだけれど
ホモっぽいって米国で非難されたのは
男同士のワルツのシーンなのかな?
わたくしもビックリして 
どっちがリーダーでどっちがパートナーなのか?確認できなかったわ
話はどんどん進んで行くし
それとも 給仕達がドコでも無駄に美形で
ソコが怪しかったのかしら…?
ワトスン君とホームズの会話も意味深長だけど
ママンと息子だからねぇ
愛犬と獣姦する気がない様に
息子と近親相姦する気がなくてよ ガイ・リッチーとジュード・ローのワトスン君は

あと わたくし的ポイントは
鱒に因んで
ホームズを釣り針ひっかけてエサにしちゃうM教授
列車の中で 涼しい顔で自分の身体を繕っているワトスン君は数秒だから見逃しちゃダメよ
息子より まず自分を優先させるのがよろしい
ガイ・リッチーちゃんとしている
医者が手当の最中にフラフラしたらアカンもんね
息子がぐだぐた泣き言いっても取り合わず
だって麻酔がないンだもの 
自分の身体だって 揺れる列車の中で麻酔なしで済ませているのよ
今できるコトで冷静に処置している 
先刻迄の取り乱し様はドコへやら
ホームズがこちらの世界へ戻って来た途端ツン よ
前作はママンの印象だったから ツンはなかったハズ
BBCのシャーロックがどっちかといえばツンデレ
(いやアレは 構って欲しくて欲しくて吠えているイヌなのだけど
で 威嚇と間違われてジョンに出て行かれて不貞る)
に対して
こっちはワトスン君がツンデレなのねぇ
自分の代わりに調査に行ってもらった内容が今一で
ぽろっとうっかりホームズが「なってない」等と零そうモノなら
しまった…と 固まっている目の前で
「それが何か!?」と 言い負かしてしまいそーよ
氷の女王様の様なワトスン君

銃を持たせれば外さないし
この時代の銃って 精度今程良くないのに
自分の慣れ親しんだ銃じゃなくて その場その場でやっちゃうんだもの 
アン・ビリーバボー
肉弾戦はホームズ担当
銃撃戦はワトスン君担当
ガイ・リッチー まだまだ楽しめそうね

前作は 
案の定甘えん坊なホームズにしちゃったロバート・ダウニーJrと
ママンになっちゃうとは思いも拠らなかったジュード・ローに驚かされたけど
今作は
ママンを救うのに懸命で 結果あんまり甘えん坊ぢゃなかったロバート・ダウニーJrと
恐ろしく有能な兵士にしちゃった おっかさんでノーブルなジュード・ローにくらくらしちゃいました
だからBBCのシャーロック A Study In Pinkを観てね
銃を持たせれば 冷静で正確なジョンがいるから

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